白鳥 | 今年も千歳川に白鳥が やってきました 餌をあげている人の姿も 見かけます 他にもカモなどが来ていますが ここでは 白鳥のことについて 調べてみました |
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身近に見られる白鳥たち |
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名前とお顔 | オオハクチョウ | コハクチョウ | コブハクチョウ |
大きさ | 身長1.4m 羽を広げると約2.4b 体重8〜12s |
身長1.2m 羽を広げると約2b 体重4〜8s |
身長1.5m 羽を広げると約2.5b 体重8〜12s |
見分け方 | クチバシの黄色の部分が鋭角的に(とがって)黒い部分にくいこんでいる | クチバシの黄色の部分がまるく黒い部分と接している | クチバシの色が赤だいだい色 付け根にこぶがある (幼鳥にはない) |
どこに 住んで いるのかな |
シベリアのタイガ で繁殖するとされます。英語でWhooper Swan。国内の越冬地は、北海道や北陸などの湖や池です。
※タイガ:ツンドラよりも南に広がる、エゾ松やトド松の森林地帯 |
タイガより北のツンドラで繁殖するとされます。英語名は、Whistling Swan。越冬地は島根県中海など南の方にも広がっています ※ツンドラ:北極海のそばにある、一年のほとんどを雪や氷に閉ざされた地帯 夏は湿地になる |
もともと日本にはいなかったハクチョウです北海道では大沼公園で飼育されていたものが洞爺湖やウトナイ湖に分布を広げ、半野生化しています。 もともと飼われていたものなので、人に馴れやすく良く餌付きます。1年中同じ場所にいることが多いのですが、中には、北海道から牛久沼くらいの短い距離を渡るものもいます。 |
渡りのルート クッチャロ湖水鳥観察館 小 西 敢 平成13年9月発行 「北海道野鳥だより」 第125号から 一部転載 |
サハリンを経由して、そのままオホーツク海を南下したあと、一番初めに濤沸湖(とうふつこ)へ飛来します。その後、道東の海岸沿にある風蓮湖、厚岸湖を経由し、太平洋側を通って、本州の越冬地へ渡っていきます。 | 北シベリアの繁殖地からサハリンを経由して、北海道の最北に位置するクッチャロ湖に飛来します。その後、石狩山地の西側にある天塩川・石狩平野を移動しながら、本州の越冬地へ渡っていきます |
白鳥は渡り鳥(冬鳥)です。 5.6月頃シベリア地方で産卵、子育てをして、秋には サハリン方面から北海道に渡り 10月上旬からさらに南下します。 日本で冬を過ごし、4月中旬からシベリアに帰っていきます。北海道は渡りの中継地点なのです。 有名な場所は クッチャロ湖 コハクチョウ 15000〜20000羽飛来 屈斜路湖 オオハクチョウ 美唄 宮島沼 苫小牧 ウトナイ湖等でしょう。 千歳川でよく見かける 白鳥も同じです。 北海道まで3000`ほどの旅を1週間かけてやってきます。 時速60〜70`で飛ぶそうです。今どこをどのように飛んで渡っているのか白鳥に 発信機をつけて研究調査しているそうです。 |
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なにをたべるのかな? ウトナイ湖の様子 森のどんぐり エゾモモさん談 |
植物性の色々なものを食べます。(雑食性)おもに水草、その他の草の根、実などを食べます。 夏はシベリアの広い所で生息しているので足りますが、日本では自然の餌が足りないので、不足した分をいろいろな人たちがあげています。 これからはマコモなどのハクチョウの好きなものを河原などにたくさん植え、自然の餌で生息できるようにさせてあげたいものです。 好きなものは、 もみつき米、青米(大きく育たなかったお米)、大麦、小麦、エン麦その他雑穀類、 パン屑、(油の少ない味のないもの 食パンやコッペパンなど) 野菜では、大根葉、白菜、キャベツなどの葉物類です。 ウトナイ湖バードサンクチュアリでは 今年から給餌活動(毎日決まった時間に餌をあげること)をやめました 理由は ○観光客などのあげる餌が多くなったこと ○凍っていない場所で水草など自然の餌を食べることが できるから ○自然の生態 (白鳥たちが自然に生活できること)に 影響を与えては困るから ***今年は例年になく雪が多く ウトナイ湖の凍っている場所も 多いので 餌がとりにくく 白鳥たちも困っているようです |
☆☆☆参考にしたページ☆☆☆ | |||
なぜなぜ科学しんぶん | 水原町瓢湖・白鳥 | 自然の中で | 白鳥ノート |
つかぼんのバードウォッチング | 白鳥の館 | クッチャロ湖 |